般若心経       易しい解説         2004/08/07     





難しいですね般若心経 7p以下で解説しましたが、まだ難しい気がします。
最近、難しい理由が判りかけてきました。

短い般若心経、解凍して広げても A4用紙1枚に収まります。

仏教の真髄を濃縮しています。その為省略が多いです。経過など省いています。

最も難解なのは、いきなり、観自在菩薩の悟りの内容で始まることです。
これでは、ある意味説明不能です。大乗仏教のエースの究極の悟りを、すぐ解かるとすれば
貴方も仏です。凡人にとって解からないのが当たり前です。

今回は角度を変えて、書き方も変えました。

般若波羅蜜多   → 到彼岸 (漢訳)です   ここから攻めます。







                悟りの世界    空    無苦    般若      無眼耳鼻舌身意
     観自在菩薩

                      (凡人に解からなくて当然)


                                                  能除一切苦
---------------------------彼岸-------------------------------------------------------------------------
       ↑到彼岸                       ↑              ↑般若波羅蜜多


       ↑修行して                      ↑              ↑唱えて


       ↑修行して                      ↑只管打坐        ↑唱えて



       ↑修行して                      ↑              ↑唱えて




                   /\
                   || 舟  乗(乗り物)  小乗    大乗     密乗
                   ||
                   \/              禅     菩薩行    咒


       ↑修行して                                     羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶
---------------------------此岸-------------------渡し場---------------------------------------------------
                            発心
            眼耳鼻舌身意
            生老病死

凡人

                迷いの世界    色    苦   煩悩








難しい般若心経。

理由。

彼岸も此岸もその間にある河も出てこない、
悟りの世界だけ話されても ? ? ? になります。

仏教を或る程度学んでいる人には彼岸も此岸もその間にある河も常識かも知れませんが
初心者には、不親切かも知れません。

釈迦も観自在菩薩もいきなり悟られた訳ではありません。永い修行後です。
密乗(咒)は比較的、高速な乗り物と言われますが、それとて時間はかかります。

般若心経はその辺を省略して、いきなり結果から述べます、解からなくて当然ですね。


般若波羅蜜多(悟った)その時点より後の説明(案内)が多い
外国(空相国)のパンフレットのみで具体的な渡航法に詳しくない。

般若心経を野球に喩えると
イチロー レベルから始まります
草野球レベル、あるいは草野球すら難しい、凡人に無理言うな !

色即是空はベテランが舟  乗(乗り物)を必要とせず (河幅)が狭く
自由に空相国と色相国が行き来できる 仏 の話 です、到彼岸から観自在菩薩までまた
距離はあります。ドラフトでプロ野球選手になったばかりの新人とイチローや松井秀喜との違い。
初心者には、パスした方が良いと思います。



続きが無いときは解説

註 小乗の語句は、説明上用いましたが、正しくは原始仏教,南方仏教です。

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